フィルム現像のメモ
オイラの愛用しているフィルムは
コダックの
Tri-X。
もうだいぶ昔の学生時代にイロイロ試した上での結論。
現像液はコダックのT-Maxデベロッパーを1:4(標準)で使っている。
停止液に酢酸は使わない。
定着液は
フジフィルム
のSuperFujiFix。
DWを使わずにAgガードで最終処理。
なお、現像タンクはISEのステンレスタンク。
恒温槽を使って処理液の温度をできるだけ一致させている。
で、ジブン基準の現像処理工程は次の通り。
(1)前水浴:現像液と同じ温度に調整した真水でフィルムと現像タンクを洗うと同時に
フィルムの乳剤面を親水化させる。 俗に言う“おまじない”。
※この処理をやるとフィルムの巻き込みミスによる現像ムラをだいぶ回避できる。
(2)本現像:現像液を一気に注ぎ入れ約1分連続撹拌。
基本的に30秒に一回5秒間の撹拌(タンクを上下ひっくり返す)。
現像時間終了後は一気に現像液を排出する。
(3)後水浴:(酢酸を含まない)現像液と同じ温度の真水を一気に注ぎ入れて30秒ほど静置。いわゆる水現像。
その後、撹拌して排出。再度真水を入れて30秒ほど撹拌後、一気に排出。
(4)定着浴:定着液を注ぎ入れて1分ほど連続撹拌。タンクを上下に何度かひっくり返す動作も併用。
5分以上(10分前後)静置させてから、タンクの蓋を開けて現像状態の確認。
30秒ほど撹拌してさらに数分静置後に排出。
(5)予備水洗:定着液とほぼ同じ温度の水の中で1分ほど水洗。
(6)水洗促進浴:クイックウォッシャー中に1分ほど浸ける。
(7)本水洗:クイックウォッシャーとほぼ同じ温度の水に入れ、少しずつ水道水に置き換える感じで10分以上水洗。
※水洗時にいきなり水温の大きく違う水道水に浸けるとミミズ上の乳剤粒子の凝集が発生してしまう。
(8)乾燥:Agガード(orドライウェル)に一分ほど浸した後、フィルムクリップを使って自然乾燥。
こんなところかな。
年月日
フィルム
設定感度
現像液
現像ロット
温度
時間
コメント
2008.01.13
Kodak Tri-X
400
T-Max Dev. 1:4 std
1-2/(4),
22
05'40
ほぼ適正。問題なし。
2009.10.09
Kodak Tri-X
400
T-Max Dev. 1:4 std
1-2/(4),
23
06'30
現像液の原液自体が古いため、現像時間を長くした。現像結果はマズマズの出来かナ。
2009.10.09
げ、約二年近く現像していなかった
実に1年9ヶ月ぶりのフィルム現像。しかも、在庫していた現像液(原液)がメチャ古い。
このため、現像温度を通常より1℃高く23℃にし、現像時間を6分30秒と長くした。
また、撹拌も30秒おきに5秒と回数を多くして現像速度をアップさせた。
2008.01.13
久々にフィルム現像をした
個人的に好みのTri-XをT-MaxDev.(1:4std)の22度で現像した。
フィルム現像は数年ぶりだったが、特に何も問題は感じなかった。
Kon Photography & Research