Kon Labo.  >  Northern Freshwater  >  AquaColumn  >  AqCol-005
file: 005   Title: 顎が無いから出来ること 
  Petromyzontidae    
   春の川でウネウネしてる物体を見たらコイツらだ。
  これを魚と読んで良いのかどうかも微妙。なにせ、顎が無い。
  普通の魚には顎がある。そして私達ヒトにも顎がある。
  進化系統的には、「奴らと魚」よりも「私達と魚」の方が“近い”生き物ということになるらしい。
-

 「しっかり吸いつこう!」
  JPN: カワヤツメ
          (旧称:-)
  SCI: Pl  
  ENG:
  RUS: 
  End (IUCN):
  End (JPN):
  End (Hokkaido):

左写真: 流されないように石に吸いついた
       カワヤツメとシベリアヤツメ
 網走・斜里川水系

特徴
・口が顎になっておらず、吸盤状 。

 

注意
   ヤツメウナギの仲間は円口類とも無顎類とも呼ばれ、口が吸盤状をしている。
  流れのある場所ではこの吸盤状の口で石などに吸いついている。顎が無いから出来ることもある。
-

 「吸いつけたら、巻きつくのだ!

  JPN: (キタ)スナヤツメ
          (旧称:スナヤツメ 北方種)
  SCI:
Pls  
  ENG: h
  RUS: 
  End (IUCN):
  End (JPN):
  End (Hokkaido):
 
左写真: 産卵行動。
  石狩・札幌市内

特徴
・全長は20センチ以下

・。


注意


   メスは石に吸いつき、盛んに尾で川底の小砂利を掘っている。
  オスは下流からメスに近付き、おもむろにメスの口から頭の辺りに吸いつき、一気に身体を巻きつける。
  そのままメスが砂利を掘る行動を始めたら産卵は成功となる。
  でも、ほとんどの場合は、メスは石から口を離してオスと共に下流へ流されていく。
  どうやら、このメスの行動がオスを拒絶したことになるらしく、オスはあきらめてメスから離れていく。
  でも、メスはオスを選んでいるのだろうか?非常に気になる境界領域。
  
参考図書)
  003-01: 後. (****) ト. 北. ISBN

参考HP)
    富山大学理学部生物学科 山崎研究室: 大学の一年先輩の研究室。ヤツメの最前線?



-lamprey----
----
-----

注意! このサイト内の画像について は、当然のことながら著作権は撮影者(T. Kuwahara)に帰属しています。
      環境教育などの資料としてプリントアウトした物を用いることは“問題ありません =許可します”
      しかし、特定の画像を抜き出したものを商業的な配布物に流用することは“認めません”


(C) 2008- T. Kuwahara @ Kon Photo. & Res.    
Back To Kon-Labo Top
kon_credit